もう悩まない!半月板損傷だけじゃない、膝の痛みの意外な原因とは? 牛久市 蛯原接骨院が解説

「歩くと膝が痛い…」「階段の昇り降りがつらい…」「もしかして半月板損傷?」

膝の痛みでお悩みの方は、そう思われるかもしれません。 確かに、半月板損傷は膝の痛みの原因としてよく知られていますが、実は、膝の痛みの原因は他にもたくさんありま。 

この記事では、専門家である私が、膝の痛みの原因を徹底解説します! あなたの膝の痛みがどこから来ているのか、一緒に探っていきましょう。

Contents

あなたの膝の痛みはどのタイプ? :5つのケースから原因と解決策を見つけよう!

この記事は、以下のような方々に向けて書いています。

1.アクティブシニアの方へ(例:65歳女性、退職者)

  • 「最近、ウォーキング中に膝が痛む… 年齢のせい? でも、まだまだ元気に歩きたい!」
  • → 加齢による変化だけでなく、他の原因も詳しく解説します。

2.スポーツ愛好家の方へ(例:35歳男性、会社員)

  • 「フットサルで膝を痛めた!半月板損傷? 早くスポーツに復帰したい…」
  • → スポーツによるケガの応急処置や、早期復帰のための情報をお届けします。

3.家事やパートで忙しい主婦の方へ(例:48歳女性、パート)

  • 「立ち仕事で膝が痛い… 体重のせい? でも、どうしたらいいの?」
  • → 日常生活でできる膝のケアや、体重管理との関係についてもお話しします。

4.デスクワーク中心の方へ(例:28歳女性、会社員)

  • 「運動不足なのに膝が痛い… なぜ? 若いのに大丈夫?」
  • → 若い世代でも起こりうる膝の痛みの原因と、その対処法を解説します。

5.持病をお持ちの高齢者の方へ(例:72歳男性、無職)

  • 「長年、膝の痛みに悩んでいる… もう治らないの?」
  • → 持病がある場合の注意点や、諦めないで痛みを改善する方法をお伝えします。

もし、あなたがこれらのどれかに当てはまるなら、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。 あなたの膝の痛みを解決するヒントが、きっと見つかるはずです。

1. 膝の痛みの原因、本当に半月板だけ?

まず、膝の痛みの原因として最も一般的なものを挙げてみましょう。

  • 半月板損傷

  • 変形性膝関節症

  • 靭帯損傷(前十字靭帯、内側側副靭帯など)

  • 鵞足炎(がそくえん)

  • 膝蓋腱炎(しつがいけんえん、ジャンパー膝)

  • タナ障害

  • オスグッド・シュラッター病(成長期の子供に多い)

  • その他(関節リウマチ、痛風、偽痛風など)

… えっ、こんなにたくさんあるの!?

そうなんです。 膝の痛みの原因は、実に様々。 そして、「MRI検査で半月板に異常が見つかった=痛みの原因」とは限りません

1.1. えっ、痛くない半月板損傷もあるの?

実は、近年の研究で、半月板に損傷や変性があっても、痛みを感じない人がいることがわかってきました。

  • 無症候性半月板断裂: MRI検査では半月板損傷が見つかるのに、痛みなどの症状がない状態
  • 加齢による変化: 年齢とともに半月板がすり減ったり、変性したりすることは自然な現象

つまり、MRIで半月板に異常が見つかったとしても、それが必ずしも痛みの原因とは限らないのです。

さらに、半月板変性や損傷に対する 関節鏡視下手術(部分切除術)の有効性についても、疑問視する研究結果が出てきています。

半月板手術 vs プラセボ手術(偽手術)

  • フィンランドの研究グループによるFIDELITY試験では、膝の痛みがありMRIで半月板断裂が確認された患者さんを対象に、実際に関節鏡視下手術を行うグループと、偽手術(皮膚切開のみで、半月板への処置は行わない)を行うグループに分け、1年後の痛みの改善度を比較しました。

  • その結果、両グループ間で、痛みの改善度に有意な差は認められませんでした。

このような研究結果から、。 「半月板損傷=手術」という考え方は、見直されつつあります

参考文献 

  • Englund M、Guermazi A、Gale D、et al.中高年および高齢者の膝MRIに関する偶発的な半月板所見。 .2008;359(11):1108-1115.公開:10.1056 / NEJMoa0800777。ニューイングランドジャーナルオブメディシン(出典: New England Journal of Medicine)

  • Sihvonen R、Paavola M、Malmivaara A、et al. 変性半月板断裂に対する関節鏡視下部分半月板切除術とプラセボ手術の比較: 無作為化比較試験の 2 年間の追跡調査。 . 2018年;77(アン・リューム・ディス)(出典:Annals of the Rheumatic Diseases)

  • Noorduyn JCA、van de Graaf VA、Willigenburg NW他。半月板断裂の患者に対する関節鏡視下手術と監督下運動療法の比較:ESCAPEランダム化比較試験の3年間の追跡調査[公開された修正はBr J Sports Med.2022年8月に掲載されています。56(16):e8]。*Br Jスポーツ.2022;56(13):715-723.土井:10.1136/BJSPORTS-2021-104859。Br Jスポーツメッド(出典:ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ メディスン

  • 日本整形外科学会. 変形性膝関節症診療ガイドライン2016. (出典: 日本整形外科学会診療ガイドライン)

1.2. じゃあ、私の膝の痛みは何が原因なの?

あなたの膝の痛みの原因を特定するためには、以下の情報を詳しく知る必要があります。

  • 痛みの種類: ズキズキする? ピリピリする? 鈍い痛み?

  • 痛む場所: 膝の内側? 外側? お皿の上? 下?

  • いつ痛む? : 歩くとき? 階段の昇り降り? 安静時?

  • きっかけは? : 転んだ? ひねった? 特に思い当たらない?

  • 他に症状は? : 腫れ? 熱感? 膝が曲がらない?

これらの情報をもとに、考えられる原因を絞り込んでいきます。

2. 膝の痛みの原因を詳しく解説!

ここでは、主な膝の痛みの原因について、さらに詳しく解説していきます。

2.1. 半月板損傷

半月板とは? : 膝関節の中にあるC型の軟骨組織。 クッションの役割を果たし、膝の安定性を保つ。

原因: スポーツ中のケガ(ひねり、ジャンプの着地など)、加齢による変性

症状:

  • 膝の痛み(特にひねったとき)
  • 膝の引っかかり感(ロッキング)
  • 膝が曲がらない、伸びない
  • 膝の腫れ

注意点: 

  • 無症状のこともある(特に加齢による変性の場合)
  • 半月板は線維軟骨でできており、半月板自体には痛みを感じる神経がありません。
  • 怪我による損傷では内側半月板の損傷が多く、足首が固定された状態で膝が強く捻られると発生しやすいです。
  • 内側半月板は内側側副靭帯・前十字靭帯と部分的に癒合しているため、靭帯との合併損傷も多いです。
  • MRIで半月板損傷が確認されても、それが痛みの原因とは限りません。無症状の人でも、加齢とともに半月板の変性や断裂が見られることがあります(60代以上で40%以上)
  • 痛みの原因は、半月板ではなく、脳疲労によるものや膝周囲の筋肉の過緊張である場合も多いです。

【スポーツ愛好家の方へ】

スポーツ中に膝をひねったり、強い衝撃を受けたりした場合は、半月板損傷の可能性があります。 早めに専門家の診察を受けましょう。

2.2. 変形性膝関節症

原因: 加齢、肥満、O脚・X脚、過去のケガなどにより、膝の軟骨がすり減り、骨同士がこすれるようになる。

症状:

  • 膝の痛み(特に歩き始めや階段の昇り降り)
  • 膝のこわばり(朝起きたときなど)
  • 膝が腫れる
  • 膝が曲がらない、伸びない

注意点: 進行すると、安静にしていても痛むようになる

【アクティブシニア、主婦、持病をお持ちの方へ】

変形性膝関節症は、加齢とともに発症リスクが高まります。 体重管理や適度な運動を心がけ、膝への負担を減らすことが大切です。

2.3. 靭帯損傷

靭帯とは? : 骨と骨をつなぎ、関節を安定させる組織

種類:

  • 前十字靭帯損傷: スポーツ中の急な方向転換やジャンプの着地などで起こりやすい
  • 内側側副靭帯損傷: 膝の外側からの衝撃で起こりやすい

症状:

  • 膝の痛み(受傷直後は激痛)
  • 膝の不安定感(ぐらつく感じ)
  • 膝が腫れる

注意点: 重症の場合は、手術が必要になることもある

【スポーツ愛好家の方へ】

靭帯損傷は、スポーツ選手に多いケガです。 受傷直後は、RICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)を行い、速やかに専門家の診察を受けましょう。

2.4. 鵞足炎(がそくえん)

鵞足とは? : 膝の内側にある腱の付着部(縫工筋、薄筋、半腱様筋の腱が集まる場所)

原因: ランニングやジャンプなどの繰り返し動作、膝の使いすぎ、X脚

症状:

  • 膝の内側の痛み(特に運動時)
  • 押すと痛い(圧痛)
  • 腫れることもある

注意点: ランナーに多い

【スポーツ愛好家、主婦の方へ】

鵞足炎は、オーバーユース(使いすぎ)が原因で起こることが多いです。 運動量を調整したり、ストレッチやマッサージを取り入れたりして、予防しましょう。

2.5. 膝蓋腱炎(しつがいけんえん、ジャンパー膝)

膝蓋腱とは? : 膝のお皿(膝蓋骨)の下にある腱

原因: ジャンプやダッシュなどの繰り返し動作、膝の使いすぎ

症状:

  • 膝のお皿の下の痛み(特に運動時)
  • 押すと痛い(圧痛)
  • 腫れることもある

注意点: バレーボールやバスケットボール選手に多い

【スポーツ愛好家の方へ】

ジャンパー膝も、オーバーユースが原因で起こることが多いです。 運動前のウォーミングアップや、運動後のクールダウンをしっかり行いましょう。

2.6. その他の原因

タナ障害: 膝の内側にある滑膜ヒダ(タナ)が炎症を起こす

  • オスグッド・シュラッター病: 成長期の子供に多く、脛骨粗面(膝の下の骨の出っ張り)が痛む
  • 関節リウマチ: 自己免疫疾患で、全身の関節に炎症が起こる
  • 痛風、偽痛風: 尿酸の結晶が関節に沈着し、激しい痛みを引き起こす

3. 膝の痛みの「意外な」原因

実は、膝の痛みは、膝以外の場所に原因があることも少なくありません。

3.1. 腰からくる痛み(関連痛)

仙腸関節の機能障害:

  • 仙腸関節は、骨盤を構成する仙骨と腸骨の間にある関節で、わずかに動く。
  • この関節に や 引っかかり(機能障害)炎症 が生じると、関節周囲の痛みだけでなく、膝に関連痛が出ることがある。
  • 仙腸関節の機能障害は、中腰での作業、長時間の同一姿勢、運動不足、過去の外傷(尻もちなど)が原因となることが多い。
  • 炎症が起こると、関節周囲の靭帯や筋肉が硬くなり、さらに痛みを増強。
  • 膝周辺の筋肉(特に太ももの前側や内側)が過度に緊張し、膝の痛みとして感じられることがある。
  • お尻や股関節周辺、鼠径部(足の付け根)に痛みが出ることもある。

AKA博田法:

  • 仙腸関節の機能障害を改善するための治療法。
  • 関節の引っかかりを解除し、関節の動きを正常化。
  • 炎症を抑え、周囲の筋肉の緊張を緩和する効果も期待できる。
  • 当院では、AKA博田法を用いて、仙腸関節由来の膝の痛みに対応。

【デスクワーカー、持病をお持ちの方へ】

長時間のデスクワークや、腰に負担のかかる姿勢は、腰痛の原因となり、膝の痛みにつながることがあります。

3.2. 股関節からくる痛み

変形性股関節症: 股関節の軟骨がすり減り、痛みが出る。 膝に痛みを感じることもある。

  • 加齢や体重増加、股関節の形成不全(発育性股関節形成不全など)が主な原因。
  • 初期は股関節の違和感や軽い痛み。
  • 進行すると、股関節の可動域制限(動きが悪くなる)、歩行時の痛み、安静時痛。
  • 膝関節周辺、特に内側や前面に痛みを感じることがある(関連痛)。
  • お尻や太ももにも痛みが出ることがある。
  • 早期発見・早期治療が重要。 

3.3. 足首からくる痛み

足関節の歪み: 足首が内側に倒れ込む(回内足)と、膝に負担がかかりやすくなる。

  • ジャイラス内側足(扁平足): 土踏まずが潰れて、足首が内側に倒れ込む状態。
  • 外反母趾: 足の親指が外側に曲がり、足裏のアーチが崩れる。
  • これらの状態は、歩行時の衝撃吸収がうまくいかず、膝に過剰な負担をかける。
  • 結果として、が出ることがある。 膝の内側や外側に痛み
  • 足首だけでなく、膝、股関節、腰など、全身のバランスにも影響。
  • インソール(足底板)の使用、足首周りのストレッチや筋トレが有効。

3.4. ストレスと膝の痛み:「脳の疲れ」にご用心!

  • 長引く痛みや原因不明の不調には、「脳の疲れ」が関係している場合があります。
  • ストレスは自律神経のバランスを乱し、筋肉を緊張させ、痛みを悪化させる可能性があります。
  • 当院では、「脳の疲れ」に着目したBFI療法 で、痛みの根本改善を目指します。 (詳細はBFI療法のページへ)

4.当院での施術について

当院では、膝の痛みの根本原因の改善を目指し施術を行っていきます。
まずは、しっかり問診・検査を行い、痛みの原因を探

4.1当院での施術の流れ

  1. 問診:丁寧なカウンセリングで、いつから、どこが、どのように痛むか等詳しくお聞きします。

  2. 検査:姿勢分析、触診や整形外科学検査法を用いて、痛みの原因を特定していきます。

  3. 施術

手技療法: 筋肉や関節の動きを調整し、痛みを和らげます。

  • BFI療法: 脳の疲れに着目した、優しいタッチの施術。(詳細はBFI療法のページへ)
  • AKA博田法: 仙腸関節の機能障害を改善するための施術。

運動療法: ストレッチや筋力トレーニングを指導し、再発予防をサポートします。

物理療法: 電気治療や温熱療法など、様々な機器を用いて痛みを緩和します。

日常生活での注意点
自宅で出来るセルフケアや、気を付けることをお伝えします。

4.2. 患者様の声

  • 60代 女性(変形性膝関節症)
    「長年、膝の痛みに悩まされ、歩くのも辛かったのですが、こちらに通うようになって、痛みが楽になり、また旅行に行けるようになりました。先生やスタッフの皆さんも優しく、安心して通えました。」

  • 30代 男性(半月板損傷)
    「趣味のフットサルで、膝を痛めてしまい通院しました。施術とリハビリのおかげで、無事に復帰することができ、感謝しています。 また、ケガをしないためのストレッチも教えてもらい、助かっています。」

  • 40代 女性(鵞足炎)
    「立ち仕事で、夕方になると膝が痛んでいましたが、施術と教えていただいたストレッチで、だいぶ楽になりました。ありがとうございます。 痛みの原因が鵞足炎だと初めて知り、驚きました。」

4.3. 症例紹介

症例1:変形性膝関節症の痛みが改善したAさん(70代女性)

Aさんは、長年膝の痛みに悩んでおり、歩くのもやっとの状態でした。 問診と検査の結果、変形性膝関節症と診断。 当院では、手技療法で膝関節の動きを改善し、周囲の筋肉を緩める施術を行いました。 また、自宅でできる簡単な筋力トレーニングを指導し、継続していただきました。 数ヶ月後、Aさんは杖なしで歩けるようになり、趣味の散歩を楽しめるようになりました。

症例2:半月板損傷からスポーツ復帰できたBさん(20代男性)

Bさんは、バスケットボールの試合中に膝をひねり、半月板損傷と診断されました。 当院では、まず炎症を抑えるための施術を行い、その後、膝関節の可動域を広げるためのリハビリを行いました。 徐々に運動強度を上げ、最終的には、バスケットボールに復帰できるまで回復しました。

症例3:原因不明の膝の痛みが改善したCさん(50代女性)

Cさんは、特にきっかけもなく、膝の痛みに悩まされていました。 整形外科でMRI検査をしても異常は見つからず、途方に暮れていたところ、当院にご来院されました。
当院では、詳細な問診と検査を行い、Cさんの膝の痛みが、腰椎椎間板ヘルニアによる関連痛である可能性が高いと判断しました。 腰の施術と、自宅でのストレッチを指導したところ、数週間で膝の痛みが改善しました。

症例4:オスグッド病の痛みが改善したD君(10代男性)

D君は、サッカーの練習中に膝の下の骨が出っ張ってきて、痛みを訴えていました。
問診と検査の結果、
成長期特有の症状であり、成長が止まれば、出っ張りは残るものの痛みが無くなることが多いことを説明し、施術では、太ももの前の筋肉のストレッチと、電気治療を行いました。 また、自宅でできるケア方法をお伝えし、数回の施術で痛みが改善しました。

5. セルフケアで膝を守ろう! – 膝の痛み改善・予防のためのストレッチ&筋トレ

「病院に行くほどではないけど、膝が気になる…」

そんなあなたのために、自宅でできるセルフケアの方法をご紹介します。 ここでは、膝の痛みの改善や予防に効果的なストレッチと筋力トレーニングを詳しく解説します。

5.1. 膝の痛みに効果的なストレッチ

ストレッチは、筋肉や関節の柔軟性を高め、血行を促進することで、痛みを和らげる効果が期待できます。 無理のない範囲で、毎日続けることが大切です。

5.1.1. 太ももの前のストレッチ(大腿四頭筋)

  1. 壁などに手をついて立ちます。

  2. 片方の足の甲を同じ側の手で持ちます。

  3. かかとをお尻に近づけるように、ゆっくりと膝を曲げていきます。

  4. 太ももの前側が伸びているのを感じながら、20~30秒キープします。

  5. 反対側も同様に行います。

ポイント:

  • 膝を曲げすぎないように注意しましょう。
  • 反動をつけずに、ゆっくりと伸ばしましょう。
  • 呼吸を止めないようにしましょう。

5.1.2. 太ももの裏のストレッチ(ハムストリングス)

  1. 床に座り、両足を前に伸ばします。

  2. 片方の膝を曲げ、足の裏を反対側の太ももの内側につけます。

  3. 息を吐きながら、上体を前に倒していきます。

  4. 伸ばしている方の足の、太ももの裏側が伸びているのを感じながら、20~30秒キープします。

  5. 反対側も同様に行います。

ポイント:

  • 背中を丸めないように、骨盤から前に倒すように意識しましょう。
  • つま先を天井に向けると、より効果的です。
  • 呼吸を止めないようにしましょう。

5.1.3. ふくらはぎのストレッチ(腓腹筋、ヒラメ筋)

  1. 壁などに手をついて立ちます。

  2. 片方の足を後ろに引き、かかとを床につけます。

  3. 前の足の膝をゆっくりと曲げていき、後ろ足のふくらはぎを伸ばします。

  4. ふくらはぎが伸びているのを感じながら、20~30秒キープします。

  5. 反対側も同様に行います。

ポイント:

  • 後ろ足のかかとは床につけたまま行いましょう。
  • 膝を伸ばしたまま行うと腓腹筋、軽く曲げるとヒラメ筋がストレッチされます。
  • 呼吸を止めないようにしましょう。

5.1.4. お尻のストレッチ(大殿筋、中殿筋)

  1. 床に仰向けに寝て、両膝を立てます。

  2. 片方の足首を、反対側の膝の上にかけます。

  3. 両手で、膝の下あたり(または太ももの裏)を持ち、胸に引き寄せます。

  4. お尻の筋肉が伸びているのを感じながら、20~30秒キープします。

  5. 反対側も同様に行います。

ポイント:

  • 腰が反りすぎないように注意しましょう。
  • 呼吸を止めないようにしましょう。

5.2. 膝の痛みを予防する筋力トレーニング

筋力トレーニングは、膝関節を支える筋肉を強化し、膝への負担を軽減する効果が期待できます。 正しいフォームで行うことが重要です。

5.2.1. スクワット

  1. 足を肩幅に開き、つま先を少し外側に向けます。

  2. 椅子に座るように、ゆっくりと膝を曲げていきます。

  3. 太ももが床と平行になるまで腰を下ろします。

  4. ゆっくりと元の姿勢に戻ります。

  5. 10~15回繰り返します。

ポイント:

  • 膝がつま先より前に出ないように注意しましょう。
  • 背中が丸まらないように、胸を張りましょう。
  • 呼吸を止めないようにしましょう。

5.2.2. ランジ

  1. 足を揃えて立ちます。

  2. 片足を大きく前に踏み出し、後ろ足の膝を床に近づけます。

  3. 前の足の太ももが床と平行になるまで腰を下ろします。

  4. ゆっくりと元の姿勢に戻ります。

  5. 反対側も同様に行います。

  6. 左右交互に10~15回繰り返します。

ポイント:

  • 前の足の膝がつま先より前に出ないように注意しましょう。
  • 後ろ足の膝は床につかないようにしましょう。
  • 上体が前に倒れないように、まっすぐ保ちましょう。
  • 呼吸を止めないようにしましょう。

5.2.3. レッグエクステンション

  1. 椅子に座り、背筋を伸ばします。

  2. 片方の足の膝をゆっくりと伸ばしていきます。

  3. 太ももの前の筋肉が収縮するのを感じながら、数秒キープします。

  4. ゆっくりと元の位置に戻します。

  5. 反対側も同様に行います。

  6. 左右交互に10~15回繰り返します。

ポイント:

  • 反動をつけずに、ゆっくりと行いましょう。
  • 膝を伸ばしきらないように注意しましょう。
  • 呼吸を止めないようにしましょう。

注意点

  • 痛みがある場合は、無理に行わないでください。
  • 回数やセット数は、自分の体力に合わせて調整してください。
  • 毎日続けることが大切です。

5.3. その他の日常生活で気を付けること

  • 重量管理: 肥満は膝への負担を増加させます。
  • 正しい姿勢: 猫背や反り腰は、膝に負担をかけます。
  • 靴選び: クッション性のある靴を選びましょう。
  • 入浴: シャワーだけでなく、湯船につかって身体を温めましょう。
  • 寝る: 十分な睡眠をとり、身体を休ませましょう。

6. 最後に:専門家への相談を

「セルフケアをしても、なかなか良くならない…」

そんな場合は、早めに専門家に相談しましょう。

  • 早期発見・早期治療: 痛みの原因を特定し、適切な治療を受けることで、早期回復につながります。
  • 悪化の予防: 放置すると、症状が悪化し、慢性化する可能性があります。
  • 安心感: 専門家のアドバイスを受けることで、安心して治療に取り組むことができます。

院長からのメッセージ

皆様、こんにちは。 蛯原接骨院、院長の蛯原です。

当院では、「痛みのない、快適な生活」を取り戻していただくことを目標に、日々施術にあたっています。 膝の痛みは、日常生活に大きな影響を与えるつらい症状です。

「もう年だから…」「どうせ治らない…」と諦めないでください。

私たちは、豊富な経験と知識、そして様々な技術を駆使して、あなたの痛みの原因を改善するお手伝いをさせていただきます。

一緒に、痛みのない、笑顔あふれる毎日を取り戻しましょう!

接骨院詳細

【蛯原接骨院】

  • 住所: 〒300-1222 茨城県牛久市南2-1-12

  • 電話番号: 029-872-2653

  • 診療時間:
曜日午前午後
月~金8:00~12:0015:00~20:00
8:00~12:30休診
休診休診
  • アクセス: JR常磐線「牛久駅」徒歩5分

  • 駐車場: 5台分有り

【お問い合わせ】

お問い合わせは下記よりお願いいたします。

【どんな些細なことでも構いません。まずはお気軽にご相談ください】

【監修】

蛯原 吉正(柔道整復師)

詳しいプロフィールはこちら>

免責事項

  • 当記事に掲載されている情報は一般的なものであり、個別の症状に対する診断や治療法を決定するものではありません。

  • 膝の痛みがある場合は、自己判断せずに、必ず専門家(医師や柔道整復師など)に相談し、適切な診断と治療を受けてください。

  • 当記事に掲載されているストレッチやトレーニングは、すべての方に適しているとは限りません。 痛みがある場合や、体力に自信がない場合は、無理に行わないでください。

  • 当記事に掲載されている情報に基づいて行った行為により生じた損害について、当院および監修者は一切の責任を負いません。

ABOUTこの記事をかいた人

蛯原接骨院院長です。怪我と痛みの専門家として、教科書通りの施術ではなく、代々伝わる伝統的な施術と最新の知識・技術を取り入れて、怪我の施術を行っています。また、茨城県内では数少ない、脳と痛みの関係に注目した痛みの治療を行っています。交通事故はもちろんの事、怪我や怪我の後遺症にお悩みの方、身体の痛みに対し、何をやっても良くならない・どこへ行っても良くならないという方を、一人でも多く救いたいという思いからブログでの発信を行っています。