ばね指は、別名弾発指(だんぱつし)と言われます。
弾発指という文字が表している通り、指を伸ばすときに、ばねが弾けるように指が「ぱちん!」と跳ねあがるように動くので、このような名前がついています。
最初は指の曲げ伸ばしの違和感から始まることが多く、時間の経過と共に症状も進行し、最終的には曲がった指を自分の力では伸ばすことが出来なくなってしまいます。
指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなると、痛いしとても不便ですよね。
実は、ばね指の発生原因にも脳疲労が絡んでいます。以前からご紹介しているBFI療法や後程、ご紹介するミラー療法を行う事により症状の改善がみられます。
ひどくなった場合に手術されることの多いばね指ですが、メスを入れることなく治ればその方がいいですよね。
今回は、ばね指に対しての当院の考え方を実際の症例を元にご紹介します。
Contents
ばね指とは
指を曲げる為の腱や腱鞘が手や指の使い過ぎにより炎症を起こし、腱が腱鞘内を通過する際に痛みや動きの制限が発生します。
下の図のように炎症を起こした腱が腫脹し結節のようになることが多いです。
その、結節が腱鞘内を通過する時に引っかかりを生じて、ばね現象(スナッピング現象)が起きます。
上の図の黒い矢印が指すふくらみが結節で青い矢印が指すものが腱鞘です。
ばね指の治療法
病院では、患部の安静や患部へのステロイド注射を行ったり、再発を繰り返すものや改善がみられない物に関しては、手術とされます。
手術は腱鞘を切って開く手術が行われるようです。
当院での治療法
当院でのばね指に対しての治療法は、患部に対する物理療法と患部の固定を行います。
その他、BFI療法とミラー療法を行います。(BFI療法とミラー療法は脳に働きかける為の治療法です)
物理療法は微弱電流通電を行います。
固定は、日常生活で引っかからないようにするために行い、患部の刺激を減らす目的と痛みの刺激を脳に送らない為に行います。
固定具は、当院で作成します。指サック状の形状をしており、ギプス素材でできているので水にぬれても大丈夫です。また、ご自身での取り外しが可能ですので入浴時は外して頂きます。
ばね指も、患部だけでの治療では改善していかない事が多く、BFI療法やミラー療法を行う事により改善がみられます。
ミラー療法(ミラーセラピー)とは
鏡のトリックによって映し出される映像よって脳が安心し、痛みや関節拘縮の改善がみられるという治療法です。
BFI研究会より引用
当院に来院された実際の症例
年齢
50代
性別
女性
症状
右親指の屈曲時痛・屈曲時のばね現象・右親指の付け根に結節(しこり)を触れる
仕事
スーパーの品出し
来院までの経緯
- 近所の整形外科を受診し、ばね指の診断を受ける。
- 患部の注射を3回受けたが症状が改善しなかった。
- 病院の先生から手術の説明を受ける。
以前に膝の手術を経験しており、術後のリハビリで大変な思いをしたことから、手術はしたくないという思いがあったそうです。
知人の紹介により、当院に来院されました。
治療
先程、御紹介したように、患部の治療に併用してBFI療法やミラー療法を行います。
ばね指も、患部だけを治療するだけでは症状の改善がみられない事が多いです。
この患者様は、発症してから4か月経過しておりました。
発症してから来院まで、時間が経過していますのですぐに治るというわけにはいきませんが、手術を勧められるほどの頑固な症状が出ているばね指でも、治療を組み合わせて行う事により改善する事が出来ました。
ばね指のまとめ
ばね指は手や指の使い過ぎにより、腱や腱鞘の炎症がおきて発症するとされていますが、実際には腱や腱鞘の炎症が起きる原因に脳疲労が関係しています。
患部の治療や注射では改善しない方がいると言う事が、それを表していると思います。
当院で行うBFI療法やミラー療法を組みわせる事により、手術を勧められたばね指でも手術を回避する事が可能です。
今現在、ばね指の治療を受けているがなかなか改善しない、または、ばね指で手術を勧められているという方は、是非、BFI療法やミラー療法をお試しに、牛久市の蛯原接骨院へご来院下さい。
まずはお気軽にご相談ください。
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