10月21日に、当院が所属するBFI研究会の一般講演会が、埼玉県の大宮ソニックシティにて開催されました。三上先生をはじめBFI認定院の先生たちの努力のかいもあり、会場はほぼ満員となっておりました。
今回のテーマは痛みについて
一般の方向けの講演会は今回で第4回を迎え、今回のテーマは『痛みとは何か?-その深淵なる世界-』となっておりました。当日は、発達個性(発達障害)についての事や皮膚色の変化についての事、症例ごとの解説や癌の痛みに対しての盛りだくさんな講演内容でした。
講演会に参加して印象に残った点
講演会に参加した中で印象に残った点を下記に記します。
- 痛みというものは画像所見で片付けられるほど簡単なものではなく複雑である。
- 年齢性別を問わず、痛みが出る背景には人それぞれドラマがある。
- 痛みの出た時期まで時間をさかのぼってみると、必ずと言っていいほど、痛みの元となる脳疲労につながるストレスを受けている。また、それらが解決に向かわないと症状の改善は見られない。
- 場合によっては患者様ご本人だけではなく、ご家族の治療も必要になる。
- 脳疲労によってさまざまな皮膚色の変化を起こす。
- がんの痛みもソフトペインが関係する。
最後に
患者様が抱える、痛みの元となっている問題を、一緒に解決の方向へ導く三上先生の姿勢は素晴らしいと思いました。患者様の痛みの改善には「体だけ」「患部だけ」見ていてはいけないと言う事を、あらためて認識しました。
「治療の技術が向上すれば、どんな方でも治せる」と思っていた頃の自分に、言い聞かせてあげたいと思いました。今後も引き続き、研究会に参加し、かつ学び、研鑽し、それを患者様に還元できるようにしていきたいと思います。