突き指が原因で起きる指の怪我について・小学校の休み時間に校庭で遊んでいた時にころんで指をついて受傷した症例のご紹介

突き指は、スポーツ現場または日常生活で比較的多くみられるけがではないでしょうか?

当院には、ミニバスケット・野球などの球技の他、日常生活で突き指をした患者様が来院されます。

ひとくちに突き指と言っても、捻挫・腱損傷・靱帯損傷・骨折・脱臼・脱臼骨折といろいろな怪我が当てはまります。

今回のブログでは、突き指が原因で起きた症例をご紹介いたします。

指の解剖

まずは、指の構造をみていきたいと思います。

指のレントゲン像

下の写真は指のレントゲン写真です。

向かって左が正面像(正面から見たところ)で右が側面像(横から見たところ)です。

 

指の関節周囲の靱帯・関節包・腱(指を動かすための腱)

下の写真は①は右手の骨模型で、②は指の骨と関節周囲の靱帯と関節包の画像です。

突き指が原因で起きる靱帯損傷はこれらの靱帯が損傷されます。

③は指を動かすための腱の画像です。これらの腱(伸筋腱)も突き指が原因で損傷されることが有ります。(マレットフィンガー)

指の解剖はとても複雑であります、上に挙げたものは指の解剖の1部です。

上に挙げたもの以外の損傷も、みられる場合も有ります。

突き指が原因で起きる指のけが

突き指が原因で起きる指のけがを挙げてみたいと思います。

  1. 靱帯損傷
  2. 腱損傷
  3. 掌側板損傷
  4. 不全骨折
  5. 骨折
  6. 脱臼
  7. 脱臼骨折

突き指によって起きる可能性のあるけがを、挙げてみました。

どのけがになるかは、受傷時の力のかかり方によって変わってきます。

当院に来院された突き指の患者様の症例

以前、当院に来院された患者様の症例です。

年齢:11歳

性別:男性

原因:小学校の休み時間に追いかけっこをしていたところ、転倒し右1指を突いた

症状:右1指の屈曲制限・皮下出血・圧痛等

外見写真

 

エコー像

 

屈曲制限(指を曲げられない)が強く出ていたのでエコー検査をしました。

エコー検査をしたところ、骨折が判明したので、顧問医にてレントゲン検査をしていただきました。

レントゲン像

 

骨折した時に生じた骨軸のずれ(白い線と赤い線の違い)があったので、ずれを治すための整復をしてから金属シーネ(添木)でしっかり固定しました。

骨のずれ(転位)はしっかり治す事!

指に限りませんが、骨折で骨のずれがある場合は、この骨のずれをしっかりと治しておかないと後遺症が出る可能性があります。

特に捻転転位(捻じれた骨のずれ方)には注意が必要です。

現在は捻挫でも整復動作をすることがあります。

特に指の骨は微妙な所の見極めが非常に重要になってくると思います。

先生によっては「このくらいのずれは問題ない」「成長と共に治ります」と言う先生もいらっしゃるかと思いますが、外見上の変形や後遺症(機能障害)を残さないためにもしっかりとした整復が必要となる場合があります。

整復固定後も可能な限り通院していただき、皮膚の管理や微弱電流通電をして、早期の骨折部の安定をはかります。

骨折の種類にもよりますが、お子さんの場合は大人と比べて固定除去後のリハビリ期間も短くて済みます。

まとめ

今思えば間違った認識なのですが、子供の頃「突き指したら引っ張るんだよ」と教わった記憶があります。

そういった認識をお持ちの方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。

しかし実際は、上述した通り、突き指が原因でもさまざまな外傷が発生します。

よって、むやみに自己判断で引っ張ってはいけません。

また、けがの状態によって固定をしますが、固定角度や固定期間、または、固定範囲の違いによって、治り方にも大きく影響が出ます。

突き指だからそのうち治るだろうと思わずに、適切な処置を受けていただきたいと思います。

すべてのけがの処置で共通する事ですが、CRPS(RSD)RSDの発生にも十分に注意します。

指のけがや後遺症のお悩みの方、お気軽に当院に御相談下さい。

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蛯原接骨院院長です。怪我と痛みの専門家として、教科書通りの施術ではなく、代々伝わる伝統的な施術と最新の知識・技術を取り入れて、怪我の施術を行っています。また、茨城県内では数少ない、脳と痛みの関係に注目した痛みの治療を行っています。交通事故はもちろんの事、怪我や怪我の後遺症にお悩みの方、身体の痛みに対し、何をやっても良くならない・どこへ行っても良くならないという方を、一人でも多く救いたいという思いからブログでの発信を行っています。